野鳥観察

            野鳥のことを書きます。

15年前に山中湖に引っ越して来たときには 別荘地ということもあり、周りに家もなく 冬場野鳥が見たくてえさを撒きはじめたら、 向こう20メートル先の道路に、10人以上もの望遠カメラをもった人たちが レンズをこちらに向けて並んでいました。

庭やアプローチには大きな集音マイクを抱えた人がいたりして 私が挨拶をしに行くと、もの凄い勢いで逃げられたりしたこともあり 仕舞いには家を出入りするのが恥ずかしくなって 一人で家に閉じこもっていたのを懐かしく思い出します。

お隣の方は、ご自分も野鳥が好きで、 こんなにたくさん野鳥が見られるのは嬉しいと 東京から引っ越していらっしゃいました。

その方のお庭には池があり、小鳥たちの水飲み場になっています。

子供達が生まれて大きくなり一段落すると やっと野鳥をもう一度楽しみたいという気持ちの余裕が生まれ 今年の冬も毎日2回ひまわりの種を撒きます。

色んな種類の鳥の、それぞれの性格、それぞれの鳴き声の特徴を 見て、聞いて楽しみます。

今では、大好きなシジュウカラの鳴き声のトーンで、 どんな気持ちなのか、つまり、どのくらいお腹が空いているのか(笑) 多少は分かるようになりました。

一生懸命鳴いて、窓の内側を覗いて、今日は雪だから 雨だから、お腹空いたって言ってると主人に言うと 甘やかすなと言うのですが 私にせき立てられて、えさやりに行ってくれます。

イカルは、律儀で、他の仲間が全員揃うまでは、えさ場に近寄らず、 礼儀正しく、カワラヒワのように喧嘩せず (喧嘩もかわいいですが) お行儀良く食べ終わった後は、聞いていない時にも 気づくと、とても美しい声で皆で鳴いてくれています。

他にもユニークな性格の鳥たちが 色んな仕草、首のかしげ方、枝のとまり方を見せてくれて 楽しませてくれます。

のんびりした山鳩とセンダイムシクイ、 すばしっこくて賢い山雀 時々家の壁をどんどんつついて困らせる青ゲラ とまり方が変なアカゲラ あと、昔はキジが良く来ました。 みんなとてもかわいいです。

他の地域ではどこもあたたかく春が来ているのに 山中湖はまだまだ寒く、桜はゴールデンウィーク前です。

長すぎる寒さの中、野鳥のかわいらしさは心を和ませます。

あと、リスが来ると、一日とても幸せな気分です。

リスが、他のお友達を連れてくることもあります。

窓の内側から、リス、リス、リス、かわいい!と叫んで大騒ぎします。

たぶんリスにも聞こえていると思います。

野鳥とリスのご紹介でした。