サンタの声

            夜、家に帰ってきて、小四の次男が、「あっ、フクロウだ!」と言いました。

どれ?と耳を澄ますと、本当に、「ほーっほーっほっほほーホホホホー」と聞こえます。

「ああ、あれは、もしかしたら、サンタさん?」 「サンタさんって、実はフクロウだったのかも。」と言うと

何という勘違い。ばかばかしくて相手にならないという顔で、私を見ます。

でも、絵本では、サンタさんは、「ほほほーい!おーい!ノンターン!」と言うし、 本当にそう言うのだとしたら、きっとサンタはフクロウに違いありません。

4年生になって初めて、実はお父さんとお母さんがサンタに相談をして 良いと言われたものだけを自分達で用意するのだということを 白状した矢先、 サンタがフクロウなどと言うと、ますますつじつまが合わなくなって、 混乱しているか、信用出来ない親だなぁと思っているかもしれません。

それでも、どうしたら、または、何であれば、サンタに良いと良いと言ってもらえるか (つまり、結局は、親に。) 考えあぐねている次男でした。