クモくんの大きな目
最近、小さな生き物に興味が出てきました。
家にいる、あるいは、道端にいるクモとか、カメムシとか、しろばんば、とかです。
道に小さな緑色のクモがいると、「危ないよ。」と言って、 車にひかれないように、足をそっとつまんでどいてもらいます。
主人は、私の方が、危ないと思うけど。と言います。
幸い、緑のクモは、刺したりしませんでした。
おとなしく、つままれてくれました。
主人が、たまたまテーブルにいたクモを見て、 「カワイイ目をしているよ。ロボットみたい」と言ったので、 「まさか。」と思いましたが、 ルーペを持ってきて見たら、 大きな丸い目が、二つくっついて、あまりに絶妙で完璧なバランスのかわいらしさに驚き、 と思うと、目の前で拡大された毛むくじゃらのクモが動いたので、 スリルとかわいさに、 思わず絶叫してしまいました。
「クモの目に、良く気がついたね。」と言ったら、 太陽の光を浴びて、目がきらりと光ったのだそうです。
カメムシは、昔、ガムテープで捨てていました。
今では、出来るだけやさしく丁寧に話しかけて、 歯ブラシにくっついてもらい、外に退出願います。
不思議と、素直に言うことを聞いてくれるのです。
以前は、暴れ回っていたカメムシくんが、 優しくすると、ちゃんと、おとなしく出ていってくれます。
私の態度が変わったのは、たぶん、今は小6になる次男の影響です。
彼は、生きているものにも、生きていないものにも、とても親切な人です。
以前、彼が助けたカメムシをトイレに流したら、 涙を流したので、 私も、鬼のような心を少し反省して、 今では、カメムシは、かわいくて、いとおしいやつです。