山の神様から

            新緑のシャワーが気持ち良くて

最近週末はいつも裏山にハイキングに出かけます。

苔むしたケヤキや楓などから 「生き方のお手本」としてのメッセージを頂けるので 毎回、山は新鮮です。

昨日、途中で急に腰が痛くなり 何のメッセージかと耳を傾けると 山の神様でした。

叱られているようなので、よく聞いてみると

「登る人の心がけが清くなければ 山は汚れてしまう。

登っているのではなく、 登らせて頂くという謙虚な気持ちを 忘れずに、 清い心で一歩一歩を歩んでほしい。」

とのことでした。

しばらくすると、山中なのに エンジン音がしてきました。

突然、4台のバイクが現れました。

ああ、このことだったのか。と思い、

「山の神様が怒っていましたよ。」

と最後の一台に向かって、独り言のように 魂には聞いてもらえるかもと、 祈るように 話しかけました。

禁止されていることは、 入り口にも書いてあるから 聞く耳を持たない人に 神様のメッセージを伝えるのは 難しい事です。

せめて私は気をつけようと思いつつも 帰り道は、山の神様の使いの精霊のお説教を ずっと聞きつつ 家に帰ると、ぐったりでした。

精霊は、こう言っていました。

「人間は、一人で生きていると思っているけれど 取るに足りないように見える 周りの自然達に生かされている。

それに気がつかず、傲慢な態度を改めようとしない。

意識を変えることが大切。

謙虚な心。

自然を思いやるやさしい心。

目に見えないものに対する一体感。

そうった基本を人間は忘れている。

ほんのわずかな圧力を木の根元は感じている。

その上を通らせてもらうことに 何の感謝も、悪びれも無く 素通りする無礼を ゆるしてもらい続けて この地を汚していけば いずれ災害が起こったとしても それは人間のなした業によるものだ。

人間は、いつになったら気がつくのだろう。」

道すがら、頭がくらくらする4次元ポータルを通り、

亡くなった女性や狸の思いも受け取り

山の王国から

家に「無事」帰らせて頂けました。