白い翼

            昨日、クンルンネイゴンをしていたら、

過去において、ネガティブな感情がわき上がった瞬間が 幾つものコマとして、現れて、 それは、実は、他人の思考に、自分が無理に合わせようとしていた事が原因で、 自分に否定された素の自分が怒っていた、と気づきました。

事柄は、あるがままに起こっていて、 単純にものの見方が合わないだけなのに、 謙虚さや忍耐という美徳を身につけるために 精進が足りないと決めつけて、 自然に感じる自分の感覚を 押し殺してきた事が、 原因だったことを知りました。

誰かが道に逸れていると感じても 黙って受け入れることが、私の人生においては、常でした。

自分の真実を語ると、怒りを露わにされる事が あったからです。

実際、自分は、それほど出来た人間でもないのにという思いから 人に合わせて、協調する事が 愛の証であると、自分の訓戒のようにして来た事にも 原因がありました。

私の有り様を見せるために、宇宙は、私の人生に、何度も、 私をコントロールしようとする人たちを送り込んでくれました。

クンルンをしていて、それに気づいてから それらのホログラムが、はがれ落ちていくのを感じました。

気づかずにやって来た事だけれど、 自分を受け入れてもらえる事の交換条件として 無理に合わせようとしないで 素の自分らしく生きるためには、どうしたら良いのだろうと 無条件で、私を愛し育ててくれた 亡くなった母を思い出しながら、 ぽろぽろと涙をこぼしながら心の中で独り言を言っていると、 背後から、「心の目で見るしかないんだよ。」と声がしました。

温かな男の人の声でした。 一人ではない、何人かの声が一つに重なって聞こえました。

クンルンを伝達される少し前から、 私を見守ってくれているマスター達の意識だと感じます。

それから、きれいな白い光の翼を背中に付けてくれて 「おまえに自由を与えよう。」とまるで宝物を渡すように、言ってくれました。

自然に、自由に生きて良い。という、素敵な感覚。

事実は、事実でしかない。

私は、脚色する必要は、ない。

それで、私は、出来事に反応することから自由になれる。

スッキリとした不思議な気持ちでクンルンを終えて部屋から出ると、 私の顔を見て、中2の長男が、「大丈夫?色々大変だね。」と気遣ってくれました。

料理を作る私に曰く、

「最近、俺、分かったことがあるんだ。 今まで良い出来事と、悪い出来事があるって思ってきたけれど、 出来事は、出来事でしかない。 そう思う事で、俺は、その出来事から自由になれるんだ。」

今、私が隣の部屋で誰にも見せずに一人で黙って体験し、学んだ事が、 長男とシンクロしていて 驚きました。

「そう。今まで、悩んできた甲斐があったね。」

「うん。」

中2病の息子と、一緒に進化する母親なのでした。